大嫌いな彼へ、大好きな彼らへ
渋谷すばるさん
私はあなたが大嫌いです。
勝手に私の視界に入ってきて、勝手に心臓に根付いて、気がついたら勝手に遠い所へ行って。
関ジャニ∞の中心でいなければならない重要な人物のはずなのに、貴方もそれをわかっているはずなのに、それでも行く。
私の嫌いなはずの音楽が好きになれて、本当は多分嬉しかった。皆みたいに音楽で救われたかったのかもしれない、楽しみたかったのかもしれない。
一時はひねくれ過ぎた心との葛藤で苦しくなったりしたけど。音楽を、貴方を、関ジャニ∞を好きになれて本当に良かったと思えた。
それなのに貴方は。
貴方の文章は、会見の言葉はいろんなことが詰まっていて。貴方の生きている世界が妬ましくて、羨ましくも思えた。
好きなことで生きて人生を全うするなんて、そんな人間本当にいるんだなって。
貴方と彼らの生きている世界はなんて素晴らしいのか。
そこに私の存在がなくとも、その事実だけで好きになれて良かった、出会えてよかった、生まれてよかったと思える。
それでも音楽は嫌いで、すばるくんも嫌いで。
多分今、あの日々と同じように心が戦ってる。
今もまだ関ジャニ∞を応援してもいいのか
これ以上傷つく事があるかもしれない
死んでしまった方が何も見なくていいのかも知らない
関ジャニ∞を好きだった日々を記憶に閉じ込めようか
そしてあの日々と同じなら、6人の姿を見て、ストンと胸に落ちると思います。
そしてあの日々と同じように苦しんで、もがいて、それでも明日へその先へと手を伸ばして、前に進んで、ボロボロになった心臓と体を引きずって。
多分、『正しい選択』なんてないんだと思う。
私はすばるくんのしたいことが全部間違ってるとは言えないし、彼らの止めたい理由も間違ってない。そりゃあ、すばるくんは勝手だと思ったけど。
それでも全部『合ってない』けど『間違って』もいない。
人生、なにかを犠牲にしてなにかを選ばないと生きていけないのも、身に染みるほど理解できる。それが生きるって事だから。
すばるくんにとって犠牲にするものが『関ジャニ∞』で、選びたかったものは『音楽』で。
だから、6人の関ジャニ∞と1人の人間である渋谷すばるくんに言います。
だからどうか。『正しかった選択』にしてください。
『正しい選択』かどうかなんて今は誰もわかるわけもない。それでも、この先の行動次第では『正しかった』とは思わせられるから。思うことができるから。
そして、この結果を決断したのなら絶対に後悔はしないでください。そして、成功をすることを疑わないで前に進んで、甘い言葉には目もくれずに、今の場所に留まり続ける為に全力で走り続けてください。
それすら出来ない人には、成功には辿り着けないと思うから。
その姿を見ればきっと、好きになれてよかったと思える。近い未来の不安よりも、遠い幸せな未来を想像出来ると思うから。
ああもう、やっぱり音楽が憎い。
でもその世界で生きる関ジャニ∞と渋谷すばるはやっぱり素晴らしいと思える。
どうか、自分に誠実にあり続けてください。